サッカーのこばなし。~進路指導~編。
- ISHII
- 2021年6月16日
- 読了時間: 4分
雨、降ってます。
そんな時期です。
今週末にはU-11公式戦が控えてます。
やる人も見る人も曇りぐらいがいいです。
はい、前置きはそれくらいにして…
『進路』について。
この年代で進路というと、
学習塾へ通って中学受験をする。
そんなことが頭に浮かびます。
遠い昔、同じクラスに中学受験した友達が何人もいました。
正直、自分には全く関係のないことといった感じで、
興味もありませんでした。
中学へ進学した時、アレ?あいつどこのクラスにもいないなぁ??
なんて、受験したことを知ったり。
自分が六浦少年在籍時にも、チームメイトに一人受験する仲間がいました。
当時、彼は5年生に上がるタイミングで受験の為にとチームを去ったのを憶えています。
まぁそんな話は置いといて、
ここで言う『進路』はサッカー的な進路の話。
この前聞いた話で、チーム卒団後はサッカーではなく違うスポーツをする。
まぁよくある話かもしれません。
その子はもちろん自分の教え子ではなく、
どんな子なのか性格も分かりません。
深い意味はなく、なぜその選択をしたか聞いてみたい。
サッカーが嫌いになってしまったのか?
元々そんなにサッカーが好きではなかったのか?
大好きなサッカーよりも興味が出て来たことがあったのか?
サッカー的進路には大きく分けて2つの道があると思います。
・進学した中学校のサッカー部に所属してサッカーを続ける。
・クラブチームに入団してサッカーを続ける(サッカーで進学する中学校を選ぶことも含)
『何が言いたいか』と言うと、
自分が指導者として係わった子達がサッカーが好きになり、好きでいて欲しい。
どんな形でもサッカーを続けて欲しい。サッカーを忘れないで欲しい。
クラブチームにもサッカー部にも入らず、サッカーと違う道に進むことになったとしても。
それでもサッカーが無くては生きていけないくらい。笑
『生きていけないくらい。』
は、言い過ぎかもしれないけれど。
実際、その話を聞いて全然知らない子なのに少し寂しく思ったり、
自分の見ている子供達のことを思いドキッとしてこんな話を書きました。
自分の見ている子供達にサッカーを好きになる指導が出来ているか?
そうリトル自分に問いかけられて、『オフコース!』と言えなかったから・・・
特に今!そんな話を聞いたここ最近は、週末の公式戦に向け、
普段の練習からいつも以上に厳しく要求していたこともあり、
子供たちが『サッカーを好きになる』という部分で自信がなくなってしまいました。
『より厳しく求める。』
と言う部分は、子供達と話し合い、
今週末の試合に勝ちたいのか。一つでも上に勝ち進んで行きたいのか。
どれだけの覚悟があるか知りたくて、
勝つ為には厳しく要求することを伝え、
それでも勝ちたいという意思を確認し、
先週の土日は実際に厳しく求めて練習しました。
足りない部分は口煩く言い、サボる選手には怒りました。
もちろん、良いプレーは褒めますよ。
ただ、期間限定での厳しさではありますが、
こんな指導じゃサッカー嫌いになっちゃうかも。って思う自分もいて、
ちょっと葛藤してます。
だから、これを乗り越えて試合に勝ってくれたら。
きっと子供達も自分もいつも以上に嬉しいはず!!
厳しい練習に耐えた苦労も報われるはず。
子供達には絶対に勝つ!負けるな!とは言いますが、
実際のところは勝利至上主義でもなんでもないので、
勝つ為にああするこうするではなく、
今までやってきたことを研ぎ澄ませて勝つ。
ベストを尽くす。それで負けたら仕方ない。
さらに研ぎ澄ませていくしかない!!
ブレずに行く!!!って感じです。
『サッカーを好きになる』
毎回、楽しく練習が出来たら。。ただ楽しく。
それでもきっと上達するし、好きになれるかも知れないけれど、
その一歩先、苦しさもある。それを越えてもっともっと上達する楽しさ。
困難な壁を乗り越える達成感。
強敵に対して仲間と掴む勝利。一歩でなく二歩、三歩先かもしれないけれど、
そこで感じる、そこまでいかなければ感じられない楽しさを知ってもらいたい。
それでサッカーを好きになってもらいたいです。
指導って難しい。
誰から教わったこともなく、
資格をもっているわけでもない。
自分の経験から導いては試し、
考え、修正し、また試す。
時に指導者同士議論し、学び、
考え、試す。
指導って難しい。
でも面白い!!!
みんな!サッカーって最高なんだよ。
それを俺は伝えていくよ!!

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